コラム
「アルケミスト―夢を旅した少年」 パウロ・コエーリョ
欧米をはじめ世界中でベストセラーとなった夢と勇気の物語です。
アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
錬金術師の導きと旅のさまざまな出会いと別れのなかで、
人生の知恵を学んで行くものです。
騙されても、障害があっても、
何があっても夢をあきらめない姿。
3年前に読みましたが、ものすごく感動しました。
子供に夢を持たせる読書として薦めるのはもちろん、
夢を持てない大人、夢をどこかに置いてきてしまった大人たちに
読んでもらいたいです。
「前兆に気がつくようになるのだよ。
そしてそれに従って行きなさい」
(老人)
「人生が本当に何かを望む時、
全宇宙が協力して夢を実現するのを助けるのだ」
(錬金術師)
「おまえの宝物のある場所に、おまえの心もある」
(錬金術師)
「人生は、運命追求する者にとっては、本当に寛大だと思った」
(少年)
夢体験
夢でお風呂に入っています。
ところが、私はお腹のあたりばかりを
一生懸命に洗うのです。
よく見ると、そこには小さな虫が数匹、
お腹から這い出てきて、
こすってもこすっても取れないのです。
とても気持ち悪いです。
ふと、お腹から押し出せばいいと気づいて、
お腹を膨らませると、虫はポロリと取れました。
(M子さん 20代女性)
体調悪化を知らせる凶夢です。
お風呂は心身の浄化を意味し、
虫が体から出てくることは病気の暗示です。
お腹のあたりに疾病があるようです。
実際、M子さんはこの直後に胃潰瘍らしい症状が出たそうです。
正夢だったと、医者で薬を処方してもらいました。
しかし、「お腹を膨らませたら虫が取れた」ことを思い出し、
腹式呼吸を毎日、何度もやってみたそうです。
すると自然に心が落ち着き、
胃の不調も徐々にですが、解消したそうです。
凶夢を吉夢に転換させる努力が大事ですね。
夢体験
どうやら屋根が雨漏りするようです。
私ははしごをかけて屋根に上ろうとしました。
でも、はしごが短くて、
どうやっても上ることができません。
ふと肩にロープがかかっていることに気づきました。
それをどうにかしたのでしょう。
屋根に縛りつけ、ロープを伝って、
屋根に上り着いたのです。
(T夫さん30代)
屋根は地位や名誉、はしごはチャレンジ精神、
ロープは人と人の絆の象徴です。
T夫さんは、ステップアップには
チャレンジ精神だけではなく、
人とのつながりが大事だという意味を
くみ取りました。
上昇志向の強い彼は、
そこに出世の極意を見たのです。
この夢を見て以来、
以前にも増してネットワーク作りに力を入れ、
そこから得た情報やアイディアを仕事に生かして、
みごと同期に先んじて課長になったそうです。
夢体験
明るい場所のようでした。
私と恋人は方を並べて立っています。
彼は「卵だよ」と言って、
箱に入ったプレゼントをくれました。
私はその箱を開けます。
ところが、中身は空っぽ。
私は、下を向いたまま、
「嘘をついたのね」とつぶやきました。
気がつくと、あたりは暗く暗転していました。
(20代S子さん)
卵は愛の象徴、箱は秘密を表します。
また場面が明るい場所から暗転し、
悪い事態を予測させます。
S子さんは、
「彼との愛は間違いなく本物だった。
けれど今、彼は浮気をし、
自分への愛はもう冷めている」
と解釈しました。
本当は彼が浮気したのかどうかは
分からなかったけれど、
以前、確かに浮気騒動で
もめたことがあったそうです。
この夢をきっかけとして、
彼女は彼の不実さを悟り、
愛をあきらめる決心がついたのです。



